「婚活で出会った相手の身元は本当なのか」「既婚者ではないか」「送られてきたプロフィールを、どこまで信じてよいのか」。一人で確かめ続ける婚活に、疲れていないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、安心して婚活するために必要なのは、怪しい人を完璧に見抜く技術だけではありません。本人・独身・収入などを確認する仕組みがあり、違和感を第三者へ相談できる環境を選ぶことです。
すでに相手から送金、投資、口座開設や名義貸しを求められている場合は、応じずにプロフィールやメッセージを保存してください。警察相談専用電話「#9110」、緊急の場合は110番へ相談してください。
執筆・監修|婚活Lab CMD 代表カウンセラー 吉田 晋。人材支援と婚活相談を通じ、言葉だけでなく、確認できる事実と行動から関係を整理する支援を行っています。
この記事でわかること
- ロマンス詐欺を疑う10のサイン
- 金銭を求められたときの「止める・残す・見せる」
- 身元確認と相談先のある婚活環境を選ぶ理由
1.安心して婚活するには「見抜く力」より環境選び
マッチングアプリやSNSには多くの出会いがあります。一方、独身か、年収や学歴が事実かを、自分で確認しなければならない場面もあります。
相手を疑い続ければ、関係を築く前に疲れてしまいます。反対に「疑うのは失礼」と思い込むと、違和感を無視しやすくなります。
大切なのは、好意と安全確認を対立させないことです。確認できる事実を土台にしてこそ、目の前の相手との関係づくりへ集中できます。
2026年上半期も被害は高水準です
警察庁の令和8年上半期暫定値では、SNS型ロマンス詐欺の認知件数は2,509件、被害額は246.6億円でした。マッチングアプリやLINE自体が危険なのではありません。二人だけの環境へ移り、信頼を得てから金銭へ誘導する手口に注意が必要です。
出典:警察庁「令和8年上半期における特殊詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)」(2026年7月30日)
2.ロマンス詐欺を疑う10のサイン
一つ当てはまっただけで詐欺とは断定できません。ただし、複数が重なる、会っていない相手から金銭や投資の話が出る、第三者への相談を止められる場合は、強く警戒してください。
- 会う前から恋愛や結婚を急ぐ|短期間で「運命の人」「結婚したい」と強く迫る。
- すぐ外部の連絡先へ移りたがる|移動後に投資や送金の話が始まる。
- 会おうとすると延期を繰り返す|理由が毎回変わる。
- 経歴や生活の説明が変わる|勤務先、居住地、家族構成に矛盾が増える。
- 投資・暗号資産・副業を勧める|「二人の将来のため」と外部サイトへ誘導する。
- 旅費・治療費・手数料を求める|会うため、荷物を受け取るためなどの名目を使う。
- 利益が表示されても出金できない|税金や保証金を追加請求する。
- 「今すぐ」「誰にも言わないで」と急がせる|相談する時間を与えない。
- 口座・携帯電話・名義を使わせてほしいと頼む|犯罪に利用される危険がある。
- 断ると態度が急変する|好意や罪悪感を使って判断を変えさせようとする。
送金しないために、相手が詐欺師であることまで証明する必要はありません。違和感があれば止めて構いません。
「止める・残す・見せる」
| 行動 | すること |
|---|---|
| 止める | 送金、投資、口座開設、名義貸しなどの手続きを止める |
| 残す | プロフィール、メッセージ、振込先、紹介されたサイトを保存する |
| 見せる | 家族、友人、カウンセラー、警察など、関係の外にいる人へ見せる |

吉田からひと言
相手の気持ちを推測する前に、「いつ・どこで・何を求められたのか」を事実に分けてください。一人で詐欺かどうかを断定する必要はありません。
3.結婚相談所なら、なぜ安心して活動しやすいのか
結婚相談所なら、金銭トラブルが絶対に起きないわけではありません。書類だけで人柄や将来の行動までは保証できないからです。
それでも、身元不明の相手と二人だけで関係を進める場合に比べ、確認できる情報と相談先があります。
※サービスごとに確認範囲は異なります。入会前に必ず確認してください。
| 確認項目 | SNS・マッチングアプリ | TMS加盟の結婚相談所 |
|---|---|---|
| 本人情報 | 確認範囲はサービスによる | 身分証明書を確認 |
| 独身確認 | 自己申告の場合がある | 独身証明書を確認 |
| 収入・学歴 | 自己申告の場合がある | 収入・学歴証明を確認 |
| 交際中の不安 | 自分だけで判断しやすい | 担当カウンセラーへ相談できる |
TMSでは、入会時に身分証明書、独身証明書、収入証明、学歴証明などを確認しています。さらに、お見合いの日程調整や活動中の悩みを担当者へ相談できます。
結婚相談所の強みは、悪意のある人を100%見抜くことではありません。確認できる事実を増やし、一人だけで判断しなくてよい状態をつくることです。活動の流れは初めての方へ、支援内容は選ばれる理由でご案内しています。
4.すでに送金してしまったときにすること
自分を責めるより、これ以上の被害を止めることが先です。
- 追加送金をしない
- メッセージや振込明細を削除しない
- 銀行、カード会社、暗号資産交換業者などへ連絡する
- 警察相談専用電話「#9110」と消費者ホットライン「188」へ相談する
「税金を払えば出金できる」「あと一度で全額戻る」と言われても、追加で支払わないでください。脅迫や身の危険がある場合は110番へ連絡してください。
相談先:警察庁「SNS型ロマンス詐欺」/消費者庁「消費者ホットライン188」
実例|入会より生活の立て直しを優先した相談
以前、借金の保証人となり、保証債務を抱えている方から入会相談を受けました。事情を伺うと、「相手のために引き受けた」とのことでした。
しかし、その状態で婚活を始めることは、ご本人にも、これから出会うお相手にも良いことではありません。私は弁護士・司法書士などの専門家へ相談し、まず生活を立て直すことを優先してほしいとお伝えしました。
責任ある婚活支援が難しいと判断し、その時点での入会はお断りしました。相談所の仕事は、誰でも入会させることではありません。ご本人と将来のお相手の双方が、安心して結婚を考えられる状態かを確認することも大切な役割です。
5.条件より「安心できる行動」を見る
肩書きや話の上手さだけでなく、説明が一貫し、言葉に行動が伴っているかを見てください。
- 「会いたい」と言うだけでなく、実際に日程を調整する
- こちらの都合や気持ちを尊重し、関係を急がせない
- 家族やカウンセラーへ相談することを嫌がらない
- 金銭・名義・身分証明書の画像を求めない
条件と相性を整理したい方は、高望みと言われたときの条件の見直し方を、複数の相手から一人を選べず迷う方は、一人に決められない原因と3つの判断基準も参考にしてください。
よくある質問
LINEへ移ろうと言われたら詐欺ですか?
LINEへの移行だけでは判断できません。その後に投資、旅費、手数料、口座や名義の話が出た場合は、応じず第三者へ相談してください。
結婚相談所ならロマンス詐欺に遭いませんか?
リスクを下げやすい仕組みはありますが、ゼロではありません。書類確認と、交際中に相談できる担当者がいるかを確認してください。
身分証明書の画像が送られてきたら信用できますか?
画像だけでは本人と断定できません。他人の証明書や加工画像の可能性もあります。自分の身分証明書や銀行情報の画像も送らないでください。
まとめ|一人で見抜き続ける婚活から、確認できる婚活へ
- 会っていない相手から金銭の話が出たら、止める・残す・見せる
- 本人・独身など、確認できる事実のある環境を選ぶ
- 違和感を一人で抱えず、関係の外にいる人へ相談する
婚活Lab CMDは、全国結婚相談事業者連盟(TMS)に加盟する、船橋・千葉を中心とした結婚相談所です。無料個別相談では、特定の相手を調査・断定するのではなく、これからどのような環境なら安心して婚活できるかを整理します。
身元の分かる相手と、安心して婚活を始めたい方へ
所定の書類を確認した会員との出会いを、担当カウンセラーが支援します。入会前提ではなく、強引な勧誘もありません。全国オンラインで相談できます。
入会前提でなくてOK / 強引な勧誘なし / 全国オンライン対応
※すでに送金している場合や脅迫されている場合は、相談所へのお問い合わせより先に「#9110」または110番へご相談ください。

