お見合いやデートで「真面目で優しい人」と思ってもらえても、その先へ進まない。「いい人なのですが」と断られるたびに、もっと会話が上手ならと思っていないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、変えるべきなのは話題の多さや面白さではありません。相手の言葉を受け取り、「あなたを大切に見ています」と伝わる関わり方です。
会話が得意でなくても、相手の良さを褒める、頑張りを労う、違う考えを認める。この3つなら、短い言葉から始められます。
執筆・監修|婚活Lab CMD 代表カウンセラー 吉田 晋。自身も結婚相談所でお見合い12連敗を経験し、会話と関わり方を見直して成婚退会しました。
この記事でわかること
- 真面目で優しいのに「いい人」で終わる理由
- 口下手な男性でも使える3つの関わり方
- 会話を一問一答から関係づくりへ変える方法
1.なぜ「いい人」なのに婚活で選ばれないのか
いい人止まりになる男性に、大きな欠点があるとは限りません。真面目で、優しく、約束も守る。それでも相手の中に「もう一度会いたい」という気持ちが生まれにくいことがあります。
原因の一つは、会話の意識が「自分が失敗しないこと」に偏ることです。
「沈黙になったらどうしよう」「次は何を質問しよう」と考えていると、相手の言葉や表情を受け取る余裕がなくなります。質問には答えていても、相手からは「私自身に関心があるのか分からない」と見えることがあります。
| いい人で終わりやすい会話 | また会いたいにつながる会話 |
|---|---|
| 失礼がないことを最優先にする | 相手の話から気持ちを受け取る |
| 質問を途切れさせない | 一つの話を一緒に膨らませる |
| 無難な事実だけを答える | 自分の感じ方を少し開示する |
| 相手へ合わせ続ける | 違いも安心して話し合う |
礼儀正しいことは強みです。ただ、礼儀だけでは人柄や好意が伝わりにくい。相手が「自分のことを分かろうとしてくれた」と感じる関わりを加える必要があります。
2.口下手男性が実践できる3つの関わり方
①褒める|相手の良さを具体的に返す
外見だけを褒める必要はありません。相手の話を聞き、考え方や行動で良いと思った部分を具体的に返します。
「ご家族との時間を大切にされているのが伝わります」
「忙しい中でも続けているのは、すごいですね」
何を褒めたかより、「きちんと聞いてくれていた」と伝わることが大切です。
②労う|相手の時間や頑張りに気づく
労いは、相手の状況を想像していることを伝える言葉です。
「今日はお忙しい中、時間をつくってくださってありがとうございます」
「それは大変な時期でしたね。お疲れさまでした」
短い一言でも、「自分の状況を分かろうとしてくれた」という安心感につながります。
③認める|違う意見も、まず受け止める
相手と考えが違うとき、すぐ正しさを決めたり、話を自分の意見へ切り替えたりしないようにします。
「なるほど、そういう考え方もあるのですね」
「その経験があったから、そう感じたのですね」
認めることは、すべてに同意することではありません。相手がそう考える背景を理解しようとすることです。

吉田からひと言
褒める言葉を探すより、まず相手の話を最後まで聞いてください。話を遮らずに受け止めると、その人ならではの良さや頑張りが自然に見えてきます。
3.一問一答から、関係が深まる会話へ変える
質問をたくさん用意しても、一問一答が続くと面接のようになります。大切なのは、質問の数ではなく、一つの話をどう受け取るかです。
受け止める→少し開示する→深める
| 順番 | 会話例 |
|---|---|
| ①受け止める | 「休日はカフェで本を読まれるんですね。静かな時間って大切ですよね」 |
| ②少し開示する | 「私も休日は、一人で落ち着ける時間をつくるようにしています」 |
| ③深める | 「どんなときに『今日は良い一日だった』と感じますか?」 |
相手の話を汲み、感情へ共感し、その話を膨らませます。自分から突然別の話題へ切り替えず、相手が出してくれた話を一緒に育てるイメージです。
お見合いでの具体例は、お見合いで会話が続かない男性へ|きもちことば会話法で詳しく解説しています。
4.私も、お見合い12連敗から関わり方を見直しました
私自身も、30代で結婚相談所へ入会した当初は結果が出ず、お見合いを12回続けて断られました。
当時は自分の話したいように話し、相手の話を途中で遮ることもありました。相手の気持ちを汲むより、「次に何を話すか」「失敗しないか」を優先していたのです。
そこで、会話だけでなく、申し込む相手、プロフィール、写真も見直しました。お見合いでは、相手の話を受け取り、感情へ共感し、その話を膨らませるように変えました。
さらに「断られないようにしよう」から、「今日のお見合いの時間を楽しもう」へ意識を変えました。その後は仮交際へ進めるようになり、半年で成婚退会しました。
最初の成婚退会は結婚に至りませんでしたが、その後入会した個人相談所で現在の妻と出会い、1か月で成婚退会しています。
一つの言い回しで変わったわけではありません。相手の選び方、見せ方、受け取り方、自分の伝え方を一つずつ見直したことが転換点でした。詳しい経験は、会話が苦手な男性に結婚相談所が向く5つの理由で紹介しています。
5.「いい人止まり」に関するよくある質問
相手を褒めると、わざとらしくなりませんか?
大げさな評価は不要です。相手が話した行動や考え方の中から、本当に良いと思った一つを具体的に返してください。
相手の意見を認めると、全部合わせることになりませんか?
認めることと同意は別です。まず背景を聞いたあと、「私はこう考えています」と自分の意見を伝えて構いません。
褒める・労う・認めるをしても進展しない場合は?
相性の違いもあります。毎回同じ段階で終わるなら、会話だけでなく、プロフィール、申し込み相手、デート後の意思表示まで時系列で確認してください。
まとめ|「いい人」から「また会いたい人」へ
- 相手の良さを具体的に褒める
- 時間や頑張りを労う
- 違う考えも、背景から認める
話し上手になる必要はありません。会話の意識を「自分が何を話すか」から「相手の何を受け取るか」へ変えるだけでも、伝わる印象は変わります。
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