紹介されても、なかなかピンとこない。申し込んでもお見合いが成立しない。ようやく会えた女性には「違うかな」と感じ、少し良いと思った女性からは断られる。
同じことが続けば、婚活に疲れ、心の中で「結婚相談所には、ろくな女がいない」と言いたくなることもあると思います。
結論からお伝えすると、女性会員全体の問題と決めることはできません。相性が合わない場合、距離を置くべき言動がある場合、婚活疲れで相手の欠点ばかりが見えている場合は、分けて考える必要があります。
私自身も結婚相談所でお見合い12連敗を経験しました。当時は相手を見る一方で、自分の婚活をほとんど振り返っていませんでした。
執筆・監修|婚活Lab CMD 代表カウンセラー 吉田 晋。人材支援で延べ1,000件以上の面談を経験。自身も結婚相談所で12連敗と2度の成婚退会を経験しています。
この記事でわかること
- 相性の違いと、担当者へ相談すべき要注意行動の見分け方
- 婚活が止まっている場所と、先に見直すこと
- 12連敗から立て直した実体験と、休会・担当変更の目安
1.結婚相談所に「ろくな女がいない」と感じるのはなぜか
結婚相談所に入っても、誰とでも相性が合うわけではありません。価値観やマナーが合わない相手もいますし、無理に好きになる必要もありません。
ただ、10人、20人と会っても「毎回ピンとこない」「誰にも良いところを感じない」状態が続くなら、相手だけでなく、今の婚活の見え方も確認する価値があります。
申し込みが成立しない。お見合いから交際へ進まない。良いと思った相手からは断られる。これが続くと、最初は「どんな人だろう」と会っていたのに、いつの間にか「気になるところはどこだろう」という見方に変わることがあります。
TMSの活動中会員2,340名を対象にした調査
婚活Lab CMDが加盟するTMSの調査では、女性会員の30.2%が長期間の交際を、28.6%が複数の短期間交際を経験したと回答しています。また、男女とも約2割に結婚歴がありました。
交際経験の多さは、人柄や相性の良さを示すものではありません。この数字が示すのは、結婚相談所では経験も背景も異なる、多様な人が活動しているということです。
出典:TMS「結婚相談所会員調査」(2026年2月14日公開)/調査期間:2025年9月18日〜28日、有効回答数:2,340名

吉田からひと言
「相手が悪いのか、自分が悪いのか」という二択にする必要はありません。まず、相性、要注意行動、婚活疲れのどれが起きているのかを分けてみてください。
2.相性の違いと、距離を置くべき行動は分けて考える
初対面で会話が盛り上がらなかったことと、安心して関係を続けられない言動は同じではありません。
違和感をすべて「自分が高望みだから」と片づける必要もありません。迷ったときは、次のように分けて考えます。
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 担当者へ相談し、距離を置きたい行動 | 初回だけでは判断しにくいこと |
|---|---|
| 金銭や高額な品物を要求される | 緊張して会話が少ない |
| 経歴や重要事項について嘘がある | 会話のテンポが少し合わない |
| 侮辱、威圧、境界線を無視する言動がある | 返信が少し遅い |
| 第三者へ繰り返し横柄に接する | 初対面で話が盛り上がらない |
| 断っても強引に交際を進めようとする | 写真と会ったときの印象が多少違う |
不安や危険を感じる言動を我慢する必要はありません。相手を説得しようとせず、起きた事実を早めに相談所の担当者へ伝えてください。
一方、「緊張していた」「まだよく分からない」程度なら、「この人と結婚できるか」ではなく、「もう一度会ってもよいか」で考える方法もあります。
3.婚活が止まっている男性に多い5つのサイン
①「普通」の中に条件が増えている
「普通の女性でいい」と思いながら、年齢、見た目、仕事、会話力、優しさ、価値観、家庭性まで、すべてを必須にしていることがあります。
条件をなくす必要はありません。絶対に外せないもの/あればうれしいもの/なくても結婚生活では困らないものの3つへ分けます。
条件を下げるのではなく、望む生活に必要な条件へ戻す方法は、婚活で「高望み」と言われたときの4つの思考で詳しく解説しています。
②最初のお見合いで判断しすぎている
明確な不快感や大きな価値観の違いがあれば、断って構いません。ただ、「会話が盛り上がらなかった」「まだピンとこない」だけなら、相手も自分も緊張していた可能性があります。
初回は結婚の可否ではなく、「もう一度会えるか」で判断すると、2回目に違う人柄が見えることがあります。
③相手を選ぶことに集中し、自分を表現できていない
相手の条件を見る一方で、自分がどんな人間なのかを伝えられていないことがあります。
「販売の仕事です」という事実だけでなく、「お客様に合う提案を考え、喜んでもらえたときにやりがいを感じます」と気持ちを一つ足すだけで、人柄の伝わり方は変わります。
「いい人」と言われても関係が進まない方は、婚活で「いい人止まり」になる男性の3つの関わり方も参考にしてください。
④目の前の相手を、他の女性と比べ続けている
Aさんは話しやすいけれど見た目が違う。Bさんは見た目が好みでも会話が少ない。比較を続けると、誰と会っても何かが足りなく見えます。
「他の女性より良いか」ではなく、「この人といる自分はどうか」で見てみましょう。複数の相手から選べず迷う場合は、婚活で一人に決められないときの3つの判断基準で整理できます。
⑤うまくいかなかった事実を振り返っていない
「今回は合わなかった」「何となく違った」だけでは、次に変えられることが見えません。長い反省文は不要です。
- 相手の話を深く聞けなかった
- 自分の気持ちをほとんど話していなかった
- 条件や欠点ばかりを見ていた
お見合い後に一言だけ残していくと、自分が止まりやすいパターンが見えてきます。
4.お見合い12連敗から婚活を立て直した方法
見直す場所は、活動が止まっている段階によって違います。まだ会えていない人が会話術だけを学んでも、最初の課題は解決しません。
※スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 止まっている場所 | 先に確認すること | 次の一手 |
|---|---|---|
| お見合いが成立しない | 申し込み対象、プロフィール、写真 | 一度に一項目だけ変更する |
| お見合い後に断られる | 会話、質問、自分の表現 | 事実と伝えた気持ちを振り返る |
| 仮交際が1〜2回で終わる | LINE、誘い方、意思表示 | 終了した場面を時系列で確認する |
| 一人に決められない | 比較軸、望む生活、譲れない条件 | 相手の点数より、一緒にいる自分を見る |
事実・解釈・次の行動を分ける
事実:今月は20件申し込み、お見合い成立は1件だった。
解釈:相談所には会いたいと思える女性がいない。
次の行動:申し込み対象とプロフィール写真を確認し、次の20件では一つだけ変更する。
私が12連敗後に見直した4つのこと
- 申し込む相手
見た目や条件だけで探さず、結婚後に望む生活から対象を見直しました。 - プロフィールと写真
会う前に何が伝わり、どこで対象外になっているかを確認しました。 - 自分の表現
仕事内容だけで終わらず、何を好きで、どんなときにうれしいのかまで話しました。 - お見合いへの向き合い方
「失敗しないように話す」から、「この時間を楽しもう」へ考え方を変えました。
| 見直し前 | 見直し後 |
|---|---|
| 「販売の仕事をしています」 | 「お客様に合う提案を考え、喜んでもらえたときにやりがいを感じます」 |
この4つを見直すと仮交際へ進めるようになり、入会から半年で成婚退会しました。
最初に成婚退会したお相手とは結婚に至りませんでした。その後、別の個人相談所で現在の妻と出会い、1か月で成婚退会しています。
会話の受け取り方や当時の詳細は、会話が苦手な男性に結婚相談所が向く5つの理由で紹介しています。
5.それでも苦しいときは、休会や担当変更も選択肢
自分の婚活を振り返ることは大切ですが、すべてを自分の責任にする必要はありません。
一度休んだ方がよい状態
- お見合い前に眠れない、体調が悪くなる
- 誰と会っても欠点しか見えなくなっている
- 仕事や普段の生活に影響が出ている
- 「結婚したい」より「婚活を終わらせたい」が強い
休むことは婚活を諦めることではありません。疲れた状態で判断を重ねるより、一度距離を置いた方が、自分の希望を整理しやすい場合があります。
担当者・相談所の変更を考えたい状態
- 結果が出なくても「頑張りましょう」で終わる
- お断り理由や活動データを振り返ってもらえない
- 希望を伝えても活動方針へ反映されない
- 不安を相談しづらい、または交際を強く迫られる
まず「何が起きているかを一緒に振り返りたい」と具体的に依頼してください。それでも変わらなければ、担当者変更や相談所の見直しを考えて構いません。違いは、結婚相談所は大手と個人どっち?後悔しない7つの判断基準で比較しています。
よくある質問
結婚相談所には本当に良い女性がいないのでしょうか?
女性会員全体を一括りにはできません。希望条件、申し込み範囲、初回判断、婚活疲れが重なり、会いたい相手が見えにくくなっている場合があります。
結婚相談所の女性のレベルは低いのでしょうか?
年齢や外見など、一つの基準で「レベル」を決めることはできません。自分が望む結婚生活に合うか、安心して関係を築けるかで考えることが大切です。
条件を下げないと結婚できませんか?
無理に下げる必要はありません。絶対に必要な条件と、会ってから判断できる条件を分けることが先です。
初回でピンとこなければ断ってよいですか?
明確な不快感や大きな価値観の違いがあれば断って構いません。「まだ分からない」程度なら、もう一度会う選択肢もあります。
何人と会っても変わらないときは、どうすればよいですか?
活動が止まっている段階を特定し、一項目だけ変えて結果を確認します。心身や生活への影響が強い場合は、休会や担当者変更も検討してください。
まとめ|相手全体を評価する前に、婚活を分けて考える
- 女性会員全体を一つのイメージで判断しない
- 相性の違いと、距離を置くべき行動を分ける
- 活動が止まっている場所を特定し、一つだけ変える
相手を変えることはできませんが、自分の婚活の見方と進め方は変えられます。一人では分けにくいときは、第三者と事実から整理してみてください。
今の婚活で、何を変えればよいか分からない方へ
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